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売れる100円以下の価格帯の秘密


「これから100円以下の商品でないと売れないよ」

こう口々に担当者が言うのには理由があります。景表法も問題もありますが、予算が足りないのです。イベントやキャンペーンを全くゼロにする必要性がありませんので、来場者用には何かしらの粗品が必要不可欠であり、それが大企業になると、1万個・5万個と違うレベルになります。10円程度の差でも50万円の差になりますから、まずは大口で配るためには、1円でも安くしないといけません。

また、日本の「代理店システム」があり、直接の商社やメーカーが販売先に対応していればいいのですが、総合代理店などが最終的にある場合が多く、50円の商品の仕入れ値が知らず知らずに150円の3倍になることも不思議ではないない業界です。そうなると、もともと90円のような原価の粗品であっても、最終的に納品時には160円とかなるため、結果的には販売する側が100円以下の商品から選んで対応するのが流れになっています。

 

ただし、こうした流れに対してビジネスチャンスと取られることも出来ます。つまり、良い商品を100円以下で展開できる企業努力などあれば、この分野での独占になり、記念品や粗品販売でも、その商社やメーカーから買うのがほぼ常識化していくことが多くあります。このため類似しやすい場合もありますが、先に対応した所がメインとなるでしょう。結果的には、種類を多く揃えるところが伸びているように思います。数があれば、多種多様な買い物のシーンがあり、その分リーチが出来るので、色々なユーザー層を取り入れることが可能になるからです。結果としては、こうした点が評価されるので、ますます支持される形になります。

 

粗品の場合は単純に法人ばかりではなく、個人も多く買うことで、幅広いニーズを自然と汲み取れる形があります。個人に販売すると非常に雑多になりますが、その分、底辺のユーザー層が何を好んでイベント品として活用しているのかがわかり、市場のニーズを知ることがけっこう重要度が高い部分であったりします。ですから、個人へのリーチが出来るかできないかで大きく差が出る感じがあります。

 

100円以下の商品は、こうした点で「法人大口&個人の小口」がうまくリンクしている部分があり、それが更に売れている感を演出している点にあります。法人1回分が個人では100回分に相当しますが、大口の法人がいまや減っている段階においては、個人の小口の販売先増加を熱心に対応しなければいけないと判断しています。

2014年9月6日