インターネットで商売するECサイトの場合、新規のお客様を獲得する場合、どのような方法で対応すべきかは2つしかない。
・ネット広告であるリスティング運用
・検索エンジン対策のSEO対策
となります。どちらも重要であります。今回は確実にできるリスティング広告の運用事例について、ノウハウを手に入れるため、まとめてみます。
【1】費用対効果の最大化
リスティングはSEO対策と違い、即効性が高いマーケティング手法です。
このため、費用対効果が高いノウハウは優れており、結果を出すノウハウや経験は、とても大切になります。よくある事例としては、「130%売上げ増」とか「30%の費用削減」という数字において評価を出しています。
ですから、この数字が高ければ高いほど、リスティングの運用ノウハウが蓄積され実践されていると言えるでしょう。
・グーグルとヤフーの2大広告
日本の場合はポータルと呼べる場所は「グーグル」と「ヤフー」になります。
この2つの会社の広告システムを理解し、適切に最適に運用すれば、費用対効果が高く、運用実績は高いレベルとなります。
・グーグル:アドワーズ広告
・ヤフー:ヤフー広告
の2つの仕様を、しっかりと理解し応用して、どちらでも高い効果を狙えればよいのです。
・専門のプロ会社が運用代行がメイン
こうした中、ECサイトの担当者がノウハウを積み上げて対応する流れから、現在はリスティング専門のネット広告会社が沢山あります。常にノウハウは更新され、常に競争化にさらされています。1年前のノウハウは時代遅れであります。
こうした事から、大手・中堅サイトの場合は、自社運用をあきらめて、ネット広告専門のリスティング会社へ依頼するケースが多くなっています。
・自社運用での対応
こうした中、自社のサイト運営で、全てネット広告を含め対応するのは、スキル向上も重要であり、さらに、リスティング広告会社の担当者と「擬似競争相手」として展開しないと、勝てない状況になっています。
こうした中、自社で運用する担当者向けに、どのようにしたら費用対効果で、効率的にプロにも負けないようなノウハウが積み上げることができるのか?という点で、ノウハウを公開していきます。質問と答えを追記していきます。
【2】質問と回答
今回、いつもお世話になっている株式会社リスティングプラスさん。クリスマスプレゼントが当選して、30日間質問ができるため、粗品いいねのオウンドメディアの中で、対応していきたいと思います。
広告代行サービス1ヵ月無料お試しのご当選者様。詳細につきましては、年明けに担当者よりご連絡させていただきます。
【質問1】部分一致と完全一致はわかる。ではフレーズの一致とは何?
完全一致と部分一致の使い方次第で、ターゲット層への効率的な運用ができる。
キーワードの完全一致はピンポイントで設定可能。上位表示は難しいですが、ビジネスキーワードであれば費用対効果を判断して、最大の運用ができます。
例えば、100円は無理だけど、60円なら出せて1クリックとして十分採算があうというように、メインキーワードの設定から自社運営なら、感覚でわかる形です。
このように、キーワード投資の単価をダイレクトに試算しやすいのが完全一致です。
次に部分一致ですが、完全一致と違い、特定のキーワードは設定しますが、周辺のキーワードを策定して「提案」してもらえます。
これは良い面もありますが、諸刃の剣であり、全く関係の無いキーワード提案も多く、この対処をしっかりとしないと無駄な広告代がかかり、非常に悪い運用事例となります。
上記のは「キーワード防災グッズ」からの部分一致タイプの関連キーワードです。
防災グッズの部分一致をしただけで、これだけ「無駄」なキーワードが勝手に設定されるわけです。
このようになった場合は、必ず除外キーワードの部分一致を設定することが絶対に必須になります。これをこまめに辛抱強くするだけで、運用効率の50%改善ができます。
全く見当違いのキーワードでも沢山クリックされるケースは多々あり、例えば、競合相手のサイト名でクリックされているケースも多いです。ですから、本当に「キーワードの雑草取り」はしておかないと、どんどん広告代が無くなります。
できれば2週間に1回、長くても1ヶ月間に1回の割合で、キーワードの雑草取りをします。これが完全一致と部分一致のノウハウ事例としてあります。
こうした事から、完全一致と部分一致。
しっかりと運用ノウハウを積み上げていくことが大切です。
さて、その中であまり使っていないフレーズの一致。このパターンがいまひとつわからない。
どのような癖なりノウハウがあるのか質問した。
・答え
結論として、「完全一致 > フレーズの一致 > 部分一致」となります。
フレーズ一致は部分一致と違い、ある程度の予測の範囲内という事で、完全一致であまりにも少ない場合などはフレーズの一致で対応したほうがいいかもしれない。
【質問2】リスティング運用でテクニック以外のコツ
リスティング広告の提案は、基本として「改善提案」が基本となります。
この流れ自体は全く問題ないのですが、テクニック論はある程度「修行」すれば、応用もノウハウも手に入れることができます。特に優れた会社に依頼して、手取り・足取り教わると、ある程度、コツを手に入れることが可能です。
これは水泳などが良い例であります。最初は水泳教室に通い、泳ぎ方をマスターするまで、「からだで覚える」のと同じです。そして、いったん泳ぎ方をマスターすれば、後は自主練習で時間をかけてマスターすればいいのです。いつまでも水泳教室へ行く必要はありません。
これと同じように、リスティング広告の運営方法について、ある程度、ノウハウを手に入れると、細かい点の修正など、日々の練習をする行為と比較して、全く価値が低くなります。
これは先の水泳の話ではないけど、50mを泳ぐのに、30秒を25秒で泳げるノウハウは、全く価値を持たないのと同じです。
今回の質問は、こうした小手先の改善提案での運営方法ではなく、先の水泳の事例でいえば、「クロールができたから、次は平泳ぎのマスター」というような同じ水泳でも、違う泳ぎ方があります。
このように、同じクロールでの数秒を縮める作業よりも、もっと本質的に改善できる部分を知りたいと思います。
それはあくまでもリスティング広告であり、フェイスブック広告やディスプレイ広告手法ではなく、絶対的な価値としての改善方法となります。
できたら、先の例でいえば、水泳の泳ぎ方ではなく、他のスポーツ(サッカーとか登山とか)をしたり、栄養学を学ぶなどでもいいわけです。
・答え
回答待ち
【質問3】参考になる本やツイッターの紹介
リスティング広告のノウハウを手に入れるためには、何も会社同士のワンツーマンである必要性がありません。世の中には優れた人など沢山いるわけです。
そこで、普段、どんな担当者をリサーチ対象にしているのかを知りたいです。
優秀な人ほど、自分より優秀な人をリサーチ対象として、常に情報収集をします。例えば、SEOに関しては、最近のwelq問題で探した「こちら」の方などは、アフリエイターなのですが、ノウハウは非常に高く「裏テクニック論」が素晴らしいわけです。
単にうわべだけの薄っぺらい上場企業級の担当者のSEOノウハウと比較すると天と地の差があり、同じ能力かもしれませんが、アウトプット量の質と量が違います。
このように、ある程度の上級者が見てわかるノウハウは、非常に価値が高く、しかも、実用性が高いため価値があります。
リスティングについては、以前に1度ご紹介して頂きました方もありました。
このように、高いレベルでのノウハウ公開や情報のキャッチ収集について、具体的に知りたい・教えてもらいたいです。
・答え
回答待ち
【質問4】高い入札単価以外のノウハウについて
リスティング広告運用の場合、オークション形式の入札で、入札単価が高ければ高いほど有利であり、高い場合は上位に広告が出る仕組みである。
このため、ビジネスキーワードの多くが、高騰化しており、結果として入札金額が出せない場合は、ネット広告が出ない仕組みでしかない。
このため、運用方法の実績ノウハウとして、単なる高額な単価を入れなくても、広告が出てくるノウハウが必要不可欠になる。
こういう風にいえば、とっても簡単な事なのですが、実際の運用ノウハウは、これほど単純ではありません。しかし、多岐にわたるノウハウでも、実際の運用は、けっこう単純化してみるのも「正解」になります。
実例としては、
・キーワードを単一キーワードに設定しないで、2キーワード・3キーワード狙いをメインとする
・PC、スマホのデバイスがあるが、同じ単価でははく、デバイスごとに設定しておく
・複数の広告文を用意して、最適化したクリック率が高いものを残し、品質を向上させる
などがある。
このように、実際には、やるべき項目もテクニックもあります。
そこで質問としては、このようなリスティング全般にかかわる「ノウハウの抜け」をおしえてほしい。
・答え
回答待ち
【質問5】リスティング広告1社しか出ない理由
商材が多岐にわたるため、リスティングのキーワードの多様性が高いのですが、その中で、キーワード「タンブラー」が1社しか出ていない理由がわからい。
もちろん、入札しているのが1社しかないというのが答えですが、本来ならアマゾン・楽天・その他ショッピングモールでも、タンブラーは取扱があり、広告を出すのは普通です。
結果として、当店はタンブラー専門店であるが故に掲載されているというスタンスなのですが、それだけはない「裏の事情」や「システムのこと」など、リスティングの専門分野である知識や経験から、どのような見識やノウハウがあるのかを教えてください。
・答え
回答待ち
【質問6】言葉ひとつで向上
良いアイデアは時として実践者から生まれてくるものです。
今回の事例も単なるルートとなるノウハウは「LPの改善が必要」というルールに従っただけで、そこで知恵を絞ったり、自分達のノウハウを否定し、ゼロから構築する力が欠落している事を示唆します。
事例→「無料資料プレゼント!」的なリスト獲得オファーが思うようにいかないと相談。リスティング代理店には「大幅なLP改善が必要」と言われたみたい。しかし、コピー・表現を変えただけで数字が大幅改善。
「無料資料」を「非売品の冊子、差し上げます!」に変更しただけでCVR鬼上がり。
— 濱本浩二 (@tottori_koji) January 26, 2017
誰も優秀ではないので、知恵やアイデアを共有することが一番重要だと認識しています。
そこで質問ですが、こうしたすぐにでも実践で役に立つ情報などがあれば、事例を教えてください。逆に無いのであれば、どうして無いのかを知りたいです。
専門家は時として素晴らしい英知を出すのですが、蛸壺化しやすい反面もあります。沢山の事例を出すだけの引き出しがあればOKですが、無いのであれば、やはり蛸壺化しているでしょうと思う。
・答え
回答待ち
【質問7】ドメイン移行に伴う広告の品質について
【3】運用の改善その他ポイント
リスティングの広告運用では、最近の傾向として広告クリック率が低下しているため、改善をプラットフォーム側が積極的にしている感じがあります。
更にいえば、PCからの流入よりも、スマホからの流入が多くなっている現在。この変化にも当然対応しなければいけません。今回は自社で対応しているノウハウテクニックをお伝えします。
・スマホも見なしクリック
結論から先にえば、スマホの広告単価を50%程度下げて見ると運用効率は飛躍的に上がる。
これはスマホはあくまでも決済対応ではなく、検討段階におけるサイトの閲覧です。このため、無駄に広告を出してクリックしても、ブックマークをしてないで、単に見て終わる人の割合が非常に高いからです。
このような事態になっているのは、ほぼ全てのECサイトに該当します。
このため、下記のような現象で無駄な広告運用となっています。
・PC1クリック50円×10回=500円
・スマホ1クリック50円×50回=2500円
となっており、合計3000円のコストに対して、本来なら、これだけ来てるので注文があればいいのですが、5倍にも及ぶスマホユーザーが見ているだけであり、無駄に費用を垂れ流している感じなのです。
これを知っているのと、全く知らないのでは、数倍の無駄な広告代の費用となっています。まずは、スマホ単価を50%近く削減して、どれだけ広告代が削減できるのかを調べてほうがいいでしょう。
・広告文の追加と削除
リスティングの広告運用で、広告文を追加検証しているのは少ないと思います。
1キーワード1広告文程度です。
これは専門のリスティング広告会社なら、こうした流れにはなりませんが、自社運営の場合は、ほぼ1キーワード1広告文となります。
これは大きな問題であり、広告文を数個用意しただけで広告費用の削減が30%近くは改善できるので、大きな損失をしています。
これはぷラットフォーム側が広告文から最適化された文章を、一番良いものを出す仕組みがあり、最適化=一番効率が良い広告文=安くなる という法則がありまして、必ずどれが一番最適化であるかを、検証しなければいけないのです。
上の表は、3つの広告文がありますが、1つが97%近く出て「一番フィット」しているのがわかり、次は5%で、その次は1%未満です。
この場合などは、1%未満を削除して、広告文2個体制で対応すればいいわけです。(または新規で1個削除した分追加してもいい)
このように、広告文を複数用意することで、一番最適化され運用が著しく改善します。
・アドワーズかヤフーか、片方でもいいわけ
グーグルにしろ、ヤフーにしろ、同じリスティング広告ですが、不思議なことに、グーグルでは調子が良くてもヤフーでは駄目である という事例があります。(またはその逆も)
こうした場合については、どちらかに集中して広告運用をしたほうがいいです。
例えば、同じキーワードで
・グーグル:1クリック単価50円
・ヤフー:1クリック単価400円
となった場合について、明らかに「グーグル1本」でいいわけです。
こういうのは珍しい事例ではありますが、全くゼロではなく、よくある事なんです。
ですから、こうした場合については、ヤフーは一切止めておくのが運用としては最適です。
・ヤフーの拡張テキスト広告の活用は10%程度
アドワーズ広告を真似して、ヤフー広告でも拡張テキストができます。
当店でも最近、改善のため広告文を作り直すため、再度、調査した時に「あれ!拡張対応していないぞ」となりました。これは相当ショックでした。
そこから改善がスタート。
リスティングであるヤフー広告の拡張テキストタイプだけど、通常のアドバンスタイプから変更したが、結果はクリック率が2倍になった。
理由は明確で、単に面積が大きくなってクリックされる事が多くなるため。
しかし、良い部分としては、クリック単価が低下させる手法になる。— 記念品名入れ製作店 (@3scomnaire) February 1, 2017
続き)更にいえば、当然、クリック率が上がると、総額コストが一気に上昇するから予算オーバーにすぐになる。
これを回避するのには2つ方法がある。
1.クリック単価を下げる
2.デバイスでスマホをマイナス50%とする
になる。
単価を下げるのはわかりやすいが、デバイスを下がる理由は?— 記念品名入れ製作店 (@3scomnaire) February 1, 2017
続き)デバイスのスマホのリスティングを下げる最大の理由は、全く購買に結びつかない事である。100クリックされて1回も購入されないユーザーが大半である。
ですから、ココでのリスティング単価は、PCと比較して半額でも十分高いと思って下げることが必要。
こうすると、非常に良い予算となる— 記念品名入れ製作店 (@3scomnaire) February 1, 2017
まず、競争相手が、まだ拡張テキスト対応をしていない点は見逃せない。
更にいえば、その本質も理解していない。手軽にクリック率が上がるけど、総額予算をすぐにオーバーするから、スマホの入札率を50%位下げること。
このノウハウは現場からしか出てこないノウハウである。
【4】SEO小手先ノウハウテクニック
こちらは、最近、ツイッターでつぶやいたアフリエイトの方のノウハウを分析したものです。やはり現場に近い方のノウハウは優れているのがわかります。その上で、自分なりの感想を追加していきます。
続き)ここで裏技です。1か月前、Wayback Machineを使ってWELQのある記事のページの今と昔を比較したことがあります。記事の順番を変えていました。更新の効果を狙っていたと思われます。人に書いてもらった記事でも順番を変えることは誰でもできますよね。ぜひ実行しましょう。
— SEO対策 (@creditcardmiu) January 5, 2017
こちらについては、なかなかビックリするようなノウハウである。用は手間隙をかけることの重要性なんだけど、ここまで上げるためにするのは、相当の努力が必要だということですね。
・調査用道具。使えるもの一覧
実際に使っていみると「これは凄い」というがあります。しかも、無料で使えます。
そんな優秀な道具を知っているか・知らないかで雲泥の差になります。
・吹き出しツール(WP用)
この吹き出しは、目次と同じ程度の効力があります。実際にはこんな感じです。
こんな感じで注目度アップするよ。色もつけられるしテキストデータだからSEO対策にも最適ですよ。
目次以外に、仕切りを使う場合などには最適です。詳しくはこちらになります。
・https://moriawase.net/kaiwa-text-template
こちらを読んでプラグインしてください。
・おにぎり
ユニーク名前になりますが、キーワードを入れ込むと、そのキーワードの全体の流れを図によって理解可能なもの。これがあると、どんなキーワードを選択すればいいのかわかります。この特徴として、自分の目では見えない「関心事」「興味」などが見える化するからです。使い方によっては非常にためになります。
・http://omusubisuggest.appspot.com/
・テキストマイニング
こちらの道具は、少し高度になりますが、使いこなせば素晴らしい道具になります。1位から9位までの特定キーワードで上位されている文章を、そのままコピーして入れると、どんなキーワードが優先的に「評価」されているのかわかります。
このため、リスティング広告では、ターゲットとなるユーザー視点でのランディングページの構築に非常に役に立ちます。専門用語でいえば、コンテンツ構築となります。
普段で、全くターゲットになっていないコンテンツが、実は必要不可欠であるという点について見落としがちになるわけですが、これがあるとこうした漏れを防げます。
・http://textmining.userlocal.jp/
今後も何かあれば追加します。