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龍潭寺(りょうたんじ)大河ドラマの主役のお寺紹介

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井伊家の菩提寺龍潭寺

2016年4月2日。桜が咲きほこる龍潭寺へ行きました。2017年大河ドラマの主人公である井伊直虎がいました、ゆかりのお寺であります。

大河ドラマ「おんな城主直虎」の中で、龍潭寺の住職「南渓和尚」が登場し、一度は行ってみたい場所としておすすめです。桜シーズンには最適だと思いますので、ご紹介します。

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【1】井伊家の菩提寺「龍潭寺」とは

境内図

龍潭寺は大きさとしては、1時間程度あれば十分です。上の図は境内図となっております。

公式サイトでは「境内案内」があります。これは専用駐車場に大きな看板です。

・基本住所等

静岡県浜松市北区引佐町井伊谷1989

電話:053-542-0480

・地図&場所

グーグルマップで調べ、カーナビやスマホカーナビで指示とおりに行きましょう。

東名や新東名の高速からどちらにしても、浜松市の奥地に行くので、それなりに1時間程度はのんびりと指示とおりに進めば到着します。

下記の画像は、直虎のお城である井伊城跡の本丸から撮影した画像です。右側の森周辺が龍潭寺と井伊谷宮になります。こんな感じで辺りは田んぼと住宅街のみです。

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下記の画像は、城跡の本丸にあった空撮。こんな感じで、背後は山々ばかりであります。どうしても浜松市のイメージがあり海辺の感じがありますが、龍潭寺はこんな所です。

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空周辺から見た感じです。

・駐車場

龍潭寺の駐車場

龍潭寺の駐車場は、専門の無料駐車場がありますが、ズバリ!狭いです

9時から夕方の4時半までです。50台程度がおける感じですが、大河ドラマで行く場所としては、ここま本命になるわけですので、常に満杯になると予想されます。

車で浜松市の龍潭寺へのアクセス方法と駐車場料金 

こちらにも情報ありますので、知りたい方はどうぞ。

・彦根の龍潭寺とは

井伊家彦根藩である井伊直政初代が、井伊谷の龍潭寺を分寺し建立。同じ名前のためわかりずらいですね。

龍潭寺 (彦根市) – Wikipedia

基本は彦江城などを見物した後に時間があれば、こちらも見てみたいですね。

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【2】大河ドラマ「おんな城主直虎」

大河ドラマと直虎

2017年の大河ドラマになります。1年間を通じて井伊直虎を主人公として展開します。非常にマイナーな武将なので、非常に心配な反面、メインとなる登場人物や場所は限定されるでしょう。

・浜松市内がメイン

今川家の話であるため、静岡県中心であり、なおかつ、その中でも浜松市中心になります。戦国時代の初期の話であるため、信長時代のような京へ進軍などなく、ほぼ浜松中心の話です。全体の流れでいえば、80%近くが浜松のみで終わるほどの内容です。

・戦国時代の前がメイン

浜松が中心になるのは、主人公の選定が大きく影響しています。戦国時代ですから、華やかな部分があると思いますが、今回のは、そうした戦国武将ではなく、豆粒みたな存在そのものであります。井伊家の初代党首となる井伊直政を育てたとはいえ、直虎が寿命で死んでしまうために、結果的には浜松のみとなる。

・住職の南渓和尚は井伊家の軍師

こうした中、主人公である直虎が、心休まる場所として龍潭寺があります。ですから、住職である南渓和尚は大きな存在であり、また、物語前半では、ほぼ主人公の「軍師」的な存在価値になりますので、龍潭寺=本拠地とも言える部分だと思います。

https://twitter.com/stardust_sec1/status/773733584704122881

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【3】ツイッターなどのつぶやきまとめ

龍潭寺に観光にいった方のつぶやきまとめ。紅葉の季節の写真など、春夏秋冬ごとに見せる龍潭寺の姿などをご紹介します。

こんな感じで、とっても綺麗ですね。

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【4】龍潭寺のご紹介

2016年4月の桜が咲く時期におじゃましました。

浜松市の戦国祭りである「姫様道中」というイベントがあり、第63回も数えるほどの立派な祭りです。その祭りを見るついでに寄りました。

数多くの大河ドラマにあわせ、お城やお寺などを見ています。その中でもやっぱり凄いのが、国指定文化財となっている小堀遠州の庭園です。これだけも一見の価値があります。

また、桜の時期なら見事な庭も見れるので、おすすめしています。

・入り口(駐車場より)

駐車場の入り口から山門へと進みます。非常に絵になる門への道になります。

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まだまだ先がありますが、ここで簡単な記念撮影もいいと思います。遠近感があってよいです。桜が咲いている時期なら最高です。

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静岡県指定の文化財である山門です。大きくはありませんがしっかりしている。

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道なりに進みますと、東門です。その先が拝観受付をしており、中の本堂を見ることができます。大きな桜の木がありますので綺麗です。

歴史の宝庫

井の国と井伊氏発祥の地

この遠州井伊谷は古代「井の国」とよばれていました。清らかな水が豊かに湧き出る土地でした。井伊谷川、神宮寺川が交差する両岸の段丘には、縄文・弥生・古墳時代より中世にいたる古代人の遺跡が多く残れされています。

この井の国より井伊氏の元祖共保公が誕生しました。共保公は七歳の時、遠州守として村櫛志津城に着任していた藤原共資の養子となります。後に古里井伊谷に戻り、城山の麓に居館を築き井伊氏を名乗ります。

このように井の国より発祥した井伊氏は、遠州の代表的な国人領主として、井伊谷に六百年の歴史を刻んできました。

龍潭寺はこの名門井伊氏千年の歴を伝える菩提寺であり湖北の地はまさに歴史の宝庫であります。

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浄苑。中には菩提寺像がありました。

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井伊家・宗良親王 菩提寺

萬松山 龍潭寺

当寺の歴史は古く、天平5年行基菩薩開創八幡山地蔵寺に始まると伝えられています。

この地域はもともと井伊八幡宮の境内でしたが、5百年前井伊氏がこの地に龍泰寺(現龍潭寺)を造営しました。

龍潭寺は井伊城南の守り砦の役目を果たしてきた歴史があります。この参道石垣等に小規模ながら城郭造りの跡が残されています。

朱印地であった境内地2万4千坪は、明治政府が没収、その後1万坪余りが返還されました。龍潭寺の森は日本の森百選にも選ばれています。

鐘桜堂です。

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拝観受付入り口です。この中に入り靴を脱いで、中の本堂と井伊家御霊屋と庭園を見る形になります。忙しく受付の人がいない場合は鐘を鳴らして呼びます。

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拝観ですが1人500円です。9時から16時半までです。

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・本堂館内

拝観受付をして中を見ることが可能です。基本は2つです。

1.大河ドラマの主人公である井伊家菩提寺の御霊屋

2.小堀遠州作の日本庭園

の2つが価値があり、入館料を支払ってもいいと思います。

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玄関で靴を脱ぎます。本堂の時間制限はありませんが1度出ると入ることができませんので、日本庭園をゆっくりと見たい方などは計画的に。

本堂にはこのようなお土産コーナーの御守りグッズが沢山ありますので、記念に購入しておくのがいいと思います。

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丈六の釈迦む尼佛

享保十四年の雲長作の寄木造り釈迦像です。明治初年に起こった廃仏棄釈の影響で金箔をこすった傷跡がある。

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本堂の伽藍。

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有名な井伊直虎と虎松の構図の絵です。

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井伊の名を継ぐ男子は、直親の遺児、幼い虎松ただ一人となり、1565年(永禄8年) 龍潭寺南渓和尚の計らいで次郎法師はその後見人として井伊直虎と名乗り、女領主として井伊家を支えた。

井伊直虎(次郎法師)|井伊家の歴史|遠州の古刹 龍潭寺

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本堂から軒先廊下部分があり、庭を座って見ることができます。綺麗なお庭であり、日本庭園の美を感じることができる場所なので、時間があれば10分程度は心休まって見たい場所です。

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その他、展示物もあります。

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別料金を出せばお茶。予約制で1人500円。

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鶯張りの廊下(伝左甚五郎作)

本堂から。庭は綺麗なので軒先部分座ってみましょう。

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・龍の彫刻(伝左甚五郎作)

木彫りの彫刻です。目の前で見られます。

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・井伊家御霊屋

第一の目的がこちら。位牌が祀られているので、ぜひ、手を合わせて。特別公開です。大河ドラマ期間中は常に見れると思います。

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井伊家一千年の歴史を祀る霊屋は、臨済禅中興の祖と崇められる原の白隠禅師が落慶供養の導師をつとめたと記録されている。
堂内には元祖共保公、二十二代直盛公、二十四代直政公の木像を安置する。幕末の大老井伊直弼公の位牌もお祀りされている。

井伊家御霊屋にある井伊直虎(次郎法師) と母のお位牌もあります。

井伊直虎(次郎法師)|井伊家の歴史|遠州の古刹 龍潭寺

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元祖、井伊共保公

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二十二代 井伊直盛公。直虎のお父さんです。

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二十四代 井伊直政公。彦根藩初代井伊家当主。

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龍潭寺庭園(小堀遠州作)

龍潭寺の本命である遠州作の庭園です。京都の金地院「鶴亀の庭園」もいいですが、こちらは、四季の調和と生命の息吹を感じることができます。

時間があればいつまでも見ていたいですね。座る場所があり、アナウンスも自動音声で流れているので、分からない点なども聞けて親切です。

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まさにこの気持ち、わかります。

・井伊家御墓所

本堂を出て、こちらは誰でも見れるので安心してください。

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通路沿いに行きます。桜の季節には綺麗に咲いています。

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こんな感じで、元祖共保公より24代の井伊直政公までの墓地があります。

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・井伊谷三人衆この地に眠る

井伊家以外に大河ドラマなどで、その他武将として重要です。

・鈴木重時

・菅沼忠久

・近藤康用

徳川家康は、井伊谷三人衆の先導で、豊川・宇利を経て井伊谷城を攻め陥落。念願の遠州進攻を果たします。

もともと三人は今川の配下で井伊家の与力でありましたが、今川氏真が井伊氏を滅亡させようとして腹が立ち、そこへ家康が恩賞を厚くして配下としました。

井伊家が彦根へ移りますが、近藤家だけが幕末まで井伊領を収めています。

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【4】その他、井伊谷宮

龍潭寺の隣は、後醍醐天皇第四王子を祀っている井伊谷宮になります。お墓の部分から通路がつながっており、基本はセットでみる感じになっています。

井伊谷宮公式ホームページ  井伊谷宮は静岡県浜松市北区の井伊谷にある神社

日本では珍しい絵馬博物館もありますので、ぜひ、こちらも見るようにしましょう。

通路は普通につながっているので、裏から入る形になります。宮内庁の管轄なので天皇家の神社でるのがわかりますね。

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手鏡守があります。記念にほしい方はこちらにて。

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珍しい絵馬資料館。仕事柄、絵馬の販売もしているので、参考に見ました。

境内にありますが、普段は閉まっているので、見たい場合は言えば開けてくれます。

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龍潭寺で見た井伊直虎の絵柄の絵馬。大河ドラマの記念にしたい方はこちらにて販売中。

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【5】2016大晦日の除夜の鐘イベント

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龍潭寺では2016年12月31日。イベントとして除夜の鐘を鳴らします。108回ではなく、ユニークなのが来場者全ての方に、どんどん鳴らす「剛毅さ」があります。

H28年12月31日(土) 除夜の鐘 23時50分から
(先着108組に記念品贈呈・甘酒サービス(※無くなり次第終了)

毎年の事でみんな並んで除夜の鐘を鳴らしますので、さっそく参加してきました。

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前日は伊勢神宮へ参拝し、12月31日の初日の出を見て、伊勢観光でした。

けっこう頑張って回ったおかげで時間が余り、「そうだ!龍潭寺へ行こう!」となりました。初詣を龍潭寺でするのに帰り道なのでベストな選択でした。

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夕方5時に伊勢市を出発。

間に合わないといけないと思い、休み無しで現地へ。

当日は除夜の鐘イベントがありますので、それまでに間に合わせるようにしました。

現地には8時半には到着。1台もいなく早く着きすぎました。

隣の井伊谷宮神社も閑散としています。

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3時間前で並ぶのも面倒なので、10時くらいへ再度。

ちなみに8時半で2人。9時で5人ほどです。10時半で25人程度でした。

ともかく、100人以内には必ず入ることが厳守でしたので、1時間半ほど、その場で待機。

全天球のカメラで撮影したものになります。ぜひ、ご覧ください。

2017年12月31日。大晦日の龍潭寺。 除夜の鐘を鳴らすイベントに参加してきました。 23時59分頃に鐘をつきました。あと1分でしたね。 当日は1時間半ほど並びましたが、けっこう寒くはなくなんとか持ちこたえました。 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

準備は30分ほどでできるため、それまでは待ち。

除夜法要は11時50分からですので、長い・長い。

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それでも、龍潭寺のイベントを大晦日に体験できるのは、非常にユニークな体験ですので、ワクワク・ドキドキです。

並んでいる間、地元の方が前にいらして、龍潭寺の住職と親しい方で、除夜の鐘は108回ではなく、いる人数分打つという事を知り、けっこう笑えました。

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11時50分あたりから、どんどん鐘を打ちますので、ちょうど23時59分あたりで打ちました。あと1分遅ければ、ちょうど新年になりました。

下で待っていると、2017年の新年。「あけましておめでとうございます」と前の列の方へ挨拶をして、新年が明けました。

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前から16組目の整理券をもらい、本堂に入り、記念品をもらいました。

時間的には11時くらいに並んでも問題ない100人用のプレゼントです。

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本堂には、無料で入れるので、さっそくお参り。

直虎の筆書きがいいですね。

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本堂ではお土産として、絵馬を1枚購入しました。

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帰りは東名第二のサービスエリアで寝ればいいので、隣の井伊谷宮神社へ。

そうるうと長い列がぎっしり。流石に並ぶと、どんどん遅くなるので写真のみ。

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心の中で隣から拝んで終わりにしました。

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ツイッターなどのつぶやき

お正月の三が日のつぶやきなど集めてみました。

その他、イベントがあれば追加していきます。

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大河ドラマ「おんな城主直虎」感想まとめ

youtubeのダイジェストから見た大河ドラマの感想について

・第4回「女子(おなご)にこそあれ次郎法師」

紹介動画「おんな城主 直虎」第4回 『女子(おなご)にこそあれ次郎法師』

とうとう龍潭寺での修行の生活です。

この中で「蝶よ花よと育てるものではない」という南渓和尚の言葉がいいですね。やはり時代を動かす戦国武将は、こうした子供の時期のつらい修行があり、その土台があってこそです。

・第3回「おとわ危機一髪」

紹介動画「おんな城主 直虎」第3回 『おとわ危機一髪』」

今回も笑える内容であり、南渓和尚とのやり取りが素晴らしいですね。

「おとわの出した答えが、おそまつだったらかでは?」

という漫才コンビがいいですよね。

更に、今川家の軍師雪斎がでてきて、直談判している和尚の姿がありましたね。

「諸行無常じゃ!明日は何が起こるかわからない」

という部分が、今回の回での見所であり、生還する部分として重要でした。

・第2回「崖っぷちの姫」

紹介動画「おんな城主 直虎」第2回 『崖っぷちの姫』

今回も南渓和尚が出てきましたね。しかも「答えはひとつではない」という説法。この時代のいわゆる「軍師系僧侶」の実力ですね。

しかも、おとわが大人顔負けの本質をついて対応する辺りなど、実力の片りんがあります。やはり、良い戦国武将には良い和尚がいるのですね。

・第1回「井伊谷(いいのや)の少女」

紹介動画「おんな城主 直虎」第1回 『井伊谷の少女』

第1話目から、龍潭寺の南渓和尚が登場し、やはり思った以上に狭い範囲での地域の話になるのがわかります。境内はセットになっていましたが、これからどうするのでしょうか。

また、さっそく地元の井戸の件も出ていましたね。

そんな中、子役の少女の方が評判がいいみたいです。主人公の方ですからね。

その他あれば追加。

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