ECショップの中で、大企業から零細企業まで、幅広くコンサルティングをしているのが、竹内謙礼(たけうちけんれい)さんです。
独自の視点でユニークかつ斬新な見方で、素晴らしいノウハウを常に展開しています。今回は、その中でメールマガジンである隔週の「ぼかんと売る通信講座」の内容を、自分なりに分析して解説します。
目次
竹内謙礼さんとは
竹内さんは、経営コンサルタントであり、元は楽天での店長を運営しており、数々の手法で有名店長まで登りました。また、その後は、ECでの独自ノウハウを元に、同じネットショップのコンサルタントをしております。
多くの本も出版されており、EC関連の事業をしている方なら、1度は手にとってみた本が1冊はあるほど、有名な方になります。
・無料メールマガジン「ネット通信講座」
竹内さんがどれほどの有名な方なら、大企業のコンサルタント業務のような、一部のエリート企業がメインとなるのが普通です。しかし、本人の強い希望で、中小企業、零細会社向けに、独自にコンサルタントをしています。しかも、なんと驚くことに月間5000円で対応してます。
こうした竹内流の経営コンサルタントの手法は、とても素晴らしく毎回、無料のメールマガジンの内容は、無料のメール登録をするだけで毎回見ることが可能になっています。
そんな竹内さんの分析視点を、自分なりに独自視点で見て感想を述べたいと思います。
ボカンと売れる講座
2017年から、メールマガジンの内容を独自分析します。
インプットとアウトプットをする事で、より深く勉強になります。
・感動してください は都合がいいこと
2017年3月16日
コト消費について、モノ消費からの転換があると思いますが、そんな簡単に感動や対応ができるわけもなく、結果として、非常に努力しないと相手に感謝されたり、感動を与えたりなどできない事実。
当たり前ですが、言葉だけではなく、いかに行動を起こし継続させるかであろうと思います。
・付加価値を効率的に磨くこと
2017年3月9日
同じ商品を販売している場合、付加価値作りの効率さが重要になる。その効率さとは、価値を現金化する方法である。価値が無い事を努力してもやはり価値は生まれない。よって、その価値がしっかりと「現金化」するように常日頃から努力したり、磨かなければいけない。
・友達を見極めろ
2017年2月23日分
運営する側にとっては、非常に重要なことであり、また難しい部分でもあります。結果として、人付き合いで、今後の業績も変わるため、しっかりと対応しない人は、やはり伸び悩むし、逆にリスクを承知のうえで対応している人は、どんな時代でも伸びるわけです。
・サラリーマンの立場を理解しろ
2017年2月16日分
btobのECサイトの場合、単に商品を売るだけではなく、しっかりと相手側のニーズである「サラリーマン的心情」を理解して対応しなければならない。
サラリーマン的な組織の場合、いかに安心感を与えるのかが重要になる。そうした情報やコンテンツの作り方を、しっかりと出すことが重要になる。
・可処分時間の重要性
2017年2月8日分
今までの流れでは、暇な時間(可処分時間)は沢山あって、その中で対処していたが、インターネット時代になり、多くの暇な時間がどんどん減少している。
こうした中、運営しているネットショップが、わざわざ来るほどの価値がどれだけあるのかが勝負になるわけです。そのための準備や対策がしっかりとしていなけいといけない。
・成功事例は現実を見るように
2017年2月2日分
大きく環境が変わり、ECの販促手法や分析も、どんどん進化しなければいけないのですが、実際には古いままのノウハウを手に入れている場合がある。また、成功のノウハウも、実はその裏全体を見てみると、個々のお客様には、あてはまらないケースがある。
このため、常に点と点だけを見るのではなく、点と点と線でつなぎ、その面で見るようにしなければいけないし、また、そのバックグラウンドを見る目を養うことが必要である。
・仕入れ商品は、なぜ淘汰されるのか?
2017年1月25日分
今回のテーマは「同じ仕入れ商品を売る」という事について話しています。
その最初に、わかりやすい例として「テスト問題」を例にあげ、問題の正解がみんなわかっていれば競争にもならないし、しかも、それで優劣を決めるとなれば、ズルをした人しか上へはいけないという事です。
しかも、そのズルができるのは大抵は、力がある所であるから、普通に競争していては負けるという点です。
これにはズシリときました。
当店はまさに仕入れが同じ商品を販売しているわけであり、その差別化が全くできていないわけです。更にいえば、価値の差もなく、単なる広告代の差や検索順位の差でしかないわけです。これでは「負ける戦」をしているようなものです。
この対策として、
・テスト問題を使わない
・テスト問題を作る側にいく
という流れを紹介。つまり、独自商品を作ったり、独自サービスをスタートさせたり、ともかく、他との差をしっかりと作り上げることです。
このサイトも全く同じで、他店が商品点数を増やす事ばかりに目を向けている中、単なる陳列ではなく、価値を伝えるサイトをメインとした売り方・見せ方へと変化させています。
コンサルタント質問&相談
会員になると1週間に1回、無料でメール相談ができます。今回は当店が質問した内容と、園返答に対していの内容を公開していきます。ぜひ参考にしてください。
・有料セミナーに参加して「高額」なのは仕様なの?という質問
・答え・返答
・【報告】中国ブログを開設しました
越境ECなど、零細店舗にとっては全く関係ないわけです。しかし、日本を10年単位でみれば、明らかに市場は縮小します。このため、零細企業でも「なんちゃって越境EC」が必要不可欠だと思います。
そこで、スキルと費用を見た場合、ネットのノウハウをそのまま生かすという方法が良く、目をつけたのが「現地ブログ」でした。この現地ブログについて、お伝えします。
現地ブログとは現地ブログとは、日本でいえば、アメーバーブログであります。
ブログは日本でも無料でできるもので、費用対運営では、非常に便利な道具です。
今回は、同じ漢字圏である中国のブログを、あの手・この手で開設しました。
http://blog.sina.com.cn/3scom
どうやって開設したの?
中国人の知人がいれば、それで終わりですが、私はいないので、クラウドワークスで対応しました。その中で、モンゴル人で、現在、大連にいる、日本で元EC関連を6年間、対応した日本語がわかるソリドさんと契約して開設までしました。
費用は開設に1万円。開設後に月間1万円でメールサポート契約となっています。
これを、もし、日本企業で対応したら、数十万円請求されるでしょう。この意味では、ネット活用事例と言えます。
開設でのポイントとは通常、ゼロからスタートする場合、どうしても「完成品」を要求しますが、今回は「行き当たりばったり」方式を採用しました。「運が良ければ開設できる」というのがコツです。費用も低額なので、この方式が一番理想的です。
更に、運営(私)もいいかげんに対応して、翻訳はめちゃくちゃ。
まず、ある事が重要という点が一番大切。ブログに掲載する文章や写真は、運営側がするという点が重要で、丸投げしないことが大切です。
将来の発展について
この方法を元に、同じやり方で、これからは現地ブログが開設できます。
今回は「たまたま」中国ですが、今は別の人(日本人)とロシア語対応ができるロシア人向けブログを対応しています。これもクラウドワークスで出会った方です。ただし、1週間対応しまて、あちこち、プロに分析・相談しましたが、「やっても意味ないよ」「もう、その程度の情報は溢れているよ」「全然、効果ないよ」と、言われています。
そこで、その担当者に、「では、あなたの海外ブログは成功していますか?」と質問すると、
「そんなもの、やっているわけないでしょう」と言われました。まぁ、そんなものでしょう。
最後に「黒船」方式でいこう
越境ECの場合、日本が海外を攻めるというパターンで考えがちですが、私は、逆だと思っています。海外の企業が日本を攻めるというのが本質だと思います。え!そんなことないよ!
と思うかもしれませんが、アップル、グーグル、アマゾン、そして、シャープを買収したホンハイ数えあげれば、実はもう、沢山の黒船が来ているわけです。
記念品の分野だけでいえば、中国資本の企業が、ちらほらとホームページを開設しています。
今は、それほど脅威ではありませんが、どんどん攻めるでしょう。
だったら・・・こちらが攻めるのも当然だよね。
黒船に乗り込んで、逆に攻める位の気持ちでないといけない。そんな気持ちです。
・回答・説明
ともかく、長く続けてノウハウを磨く事。これにつきる。ほぼ失敗に部類に入りますが、だからこそ、対応して続けなければ更に失敗する
・新しい挑戦の報告と行動について
・回答と答え
・売れ筋品をもっとPRするには?
・返答の答え
・捨てる客・拾う客について
・返答の答え
・どちらの売り上げを重視する見方がいいのか?
ご質問・相談とになります。
売り上げ確保に対して、同時にできないため
・新規の商品ページ投入
・すでにある売り上げ好調なページリニューアル
のどちらを優先すべきでしょうか。
現状では、新規のページ投入は、競合相手も「しっかり」と対応しているため、あえて抑えて対応しています。新アイテムで売れ筋品もわかるのですが、制限をかけています。
制限をかける理由としては、
・今あるページの改善自体が沢山できる=勉強して細かい点を改善
・売れ筋好調な商品ページをメインとできる=売り上げ増にもつながる
などです。
結果としては、既存ページの改善のほうで合格点なのですが、現状、この状態がいいのか?という判断を、竹内さんの目線で相談したいです。
良い点も悪い点もです。
最近の傾向としては、モバイルファーストの流れから、レスポンジブタイプでの改善が結果として、全体の見せ方・伝え方に連携しているため、自然と改善が進められる状態です。
既存のページ自体の改善は、本人が過去から制作しているため、意外と「駄目だし」が、なかなか出来ないと思っていたのですが、モバイルファーストの流れで、感嘆に駄目だしが出来ている状態です。
同じような悩みや、方向性があるECサイトの運営者などは、どのような改善や指向性を持って、対応しているのかも教えてください。
・返答の答え
まずはbtob商材なので、基本はPCベースで見たほうがいいとの回答。
これ自体は問題ないのですが、見る側がそれを分けるほどではないので、やはりスマホ対応は連続して行うのがいいであろう。
次に、ここからが重要「果たして手を加えてそれだけの伸び白があるの」という点です。これには流石に、そうだなぁと思いましたが、駄目ページであれば、その可能性があるとの指摘。ここでのポイントは伸び白ページですね。
改善するページに、まだまだ可能性があるのか知ることが必要