人気ゲームのグッズ化をうまくやるには?

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艦これグッズあれこれ

人気コンテンツを利用した各種グッズは馴染ある存在。

今回はブラウザゲームの大ヒット作品である

『艦隊これくしょん~艦これ~』(以下 艦これ)

のグッズを取り上げながら、

人気コンテンツの商品化をうまくやる方法について

考えていこうと思います。

01

『艦これ』ってどんなゲーム?

艦これ公式

DMM.comでプレイ可能な角川ゲームスが開発元の

シミュレーションゲームです。

第二次世界大戦を中心に登場した軍艦をモチーフにした

擬人化少女「艦娘」(かんむす)を収集、育成して

未知の敵である深海棲艦と戦う、といった内容となっています。

公式ページはコチラ

・艦これの登場からのユーザー数

2013年の4月にリリースされ、当初はユーザー2万人規模を目標としていたものの、

SNS上でのクチコミからユーザー数がうなぎ登りに増加し、同年6月には

新規ユーザーの登録に制限が課せられるほどの人気ゲームへ。

その後も順調にユーザーを増やし続け、現在では350万人もの登録がある大ヒット作に。

そして相変わらず新規ユーザー登録に制限がかかっているという状況です。

02

『艦これ』の魅力は?

大発戦車実装前6-4ラスダンキツすぎ(確信)

いわゆる日本お得意の擬人化キャラクターを使用した

美少女がウリなだけのイロモノゲームかと思いきや、

実は綿密なバランス調整でユーザーをけん引する

じっくりと腰を据えて取り組まなければならない

硬派シミュレーションゲームであることや

第二次世界大戦中に実際登場した軍艦を単にモチーフとするだけでなく、

キャラクターの性格や容姿に反映したマニアックなこだわりが評価される

キャラクターコンテンツとしての魅力も高いのがポイント。

最初は軍艦と戦艦の違いもわからない状態で

艦これを始めるユーザーが圧倒的に多い中で、

お気に入りの容姿の艦娘を使用していくことになるのですが、

時間をかけて育成していくゲームの性質からいつしか

キャラクターのバックボーンである艦艇の歴史について調べたり

またユーザーによる二次創作を楽しんだりといった、

ゲーム外への広がりがコンテンツの深みを造り出しています。

この作品のような、歴史の中に埋もれていたと思われるできごとが

艦これをきっかけにしてスポットがあたり、多くの人に知ってもらえるというのは

このゲームならではの魅力といえるでしょう。

03

『艦これ』ゲーム外への広がり

マルチメディア展開は最近のトレンド(原作どれよ

原作のブラウザゲームのヒットから

漫画、アニメ、映画といったマルチメディア展開へと繋げていく手法は

近年の出版業界における販売戦略として良く知られるところです。

艦これの場合も、開発が角川ゲームスなのでご多分に漏れず、

KADOKAWAによるメディアミックスが活発に行われています。

現在は劇場版が公開されていますね。(君の名は。の陰に隠れていますがw)

今後も多種多様な展開が予想されます。

04

艦これグッズへの広がり

艦これグッズいろいろ

艦これのゲームがヒットすることによって

ゲーム内に登場する艦娘をユーザーが盛りたてることで

キャラクターコンテンツが広がりを見せる、というのが

グッズ登場への一連の流れになっています。

当然ながらゲームのグッズ化を行う際には

グッズ化するに足る人気が必要になってきます。

もちろん、人気がなくてもグッズを作ることは可能ですが、

個人での頒布を目的とした同人活動としてのグッズ製作は

今回は除外して、企業による営利目的としてのグッズ

取り上げていこうと思います。

企業が製作するグッズには大まかに2種類あり、

・単体販売型グッズ

・イベント販売型グッズ

という形で分かれています。

・単体販売型グッズ

いわゆるアニメやゲームのグッズ販売を専門とするショップなどで

扱われるグッズで一般的に「ゲームグッズ」といえばこちらを指します。

特徴としてはゲーム内に登場するキャラクターのファンを対象にした内容

となっているので、狭いターゲット層となってしまいますが、

豊富な種類を展開できます。

艦これの場合、ゲーム内に登場する艦娘をはじめとしたキャラクターは

200種類以上にも及び、かつ艦娘間での強い結び付き

(例:白露型、陽炎型といった同一艦種による「姉妹関係」や

第6戦隊、西村艦隊といった「同じ部隊の仲間」)があるので

それらのキャラクターグッズを全て揃える、という形での

販売戦略がとれるのが強みのひとつとなっています。

・イベント販売型グッズ

主にゲーム作品の公式イベントをはじめとした、各種イベントの会場で

販売されるグッズにあたるものです。

グッズの販売対象である艦これファン達を一同に集めることができるので

効率が良いのがメリットです。

ただし、販売機会が限られる形式ですので、予め用意するグッズの数と

グッズの人気による販売数の予測が難しい面がありますので、

グッズの企画力が問われる手法といえそうです。

この他に、イベント販売型の亜種、発展型ともいえる、

他業種とのコラボ型グッズがあります。

05

他業種とのコラボとグッズ

コラボあれこれ

昨年から展開されはじめて注目されているのが

他業種とのコラボレーション企画です。

コンビニエンスストアのローソンを皮切りに、

外食チェーンのすき家や、デパートの三越とのタイアップと

多種多様な展開を見せています。

・ローソンと艦これのコラボ

ローソン内で売られている対象商品を購入すると

特定の艦これグッズを貰える、という形式です。

グッズの中でも人気のもにになるとファンによる争奪戦が

繰り広げられた模様です。

・すき家と艦これのコラボ

すき家で一定額の飲食品購入ごとにグッズを進呈という形式。

グッズはいわゆるキャラクターカードなのですが、複数種類あるため

コンプリートをするためには複数回来店する必要あり、という内容でした。

・三越と艦これのコラボ

純粋にタイアップ企画の商品を販売するという正攻法なグッズ展開。

三越とのコラボだけあって、グッズの価格は高め。

しかしあっさりと完売したようで、早速第二弾が行われるようです。

06

グッズ化成功のカギは?

グッズの元となるゲームを理解した上で、

「どのような販売手法で展開するか」をしっかり練る必要があります。

ただ単に、ブランドとしてゲームタイトルを入れるだけでは

グッズ製作としては片手落ちであり、また購入者となる

ファンのお客さまからお金を出して頂くことはできません。

ゲームのキャラクターという付加価値に見合ったデザイン、

適した製品をピックアップしてお客さまに喜んで頂けるグッズを

製作したいものですね。