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企業が得をする粗品ノウハウ


粗品はもらってうれしいものがほとんどです。
大体お客様へのサービスやこれからのご愛顧のあいさつとしての粗品ですが、
粗品を配ることで売り上げを上げる粗品もあります。

 

ポテト券

 

写真はポテト無料券です。
毎年スポーツ少年団でサッカー大会合宿に参加するともらえる、
粗品セットの中に入っている定番の粗品です。

 

このポテト券はお店に行くとポテト1個無料プレゼント。朝だと高額なハッシュドポテトと交換可能!
このチケットを貰った子は本当にとてもうれしくてテンションがあがりますが、
「このポテト券だけでは使えません」

他の商品を買ったときに提出するとポテトを貰える便利でお得な券です。

その他にも納涼祭の町内くじ引きでは「ステーキ屋さんの500円券」とか頻繁に出てきます。

 

 

■0より割安でも利益を得るノウハウ

 

そもそも無料の券が無ければ行かないお店に
500円の券を使いに1500円ほどの出費を覚悟で行くハメになるので
冷静に考えると、ありがた迷惑な券です;^^

 

500円券をプレゼントしても、実際にメニューは580円以上のメニューしかないお店なので
1人で行っても80円のプラス。
その前に納涼祭という事なので家族でくる人が多いために
1人分の食べ物を0円としても家族分の食事代金分が入るので、お店側は得をします。

 

「客が来ない」よりも「70%の売り上げでも客を呼ぶ」の方法です。

 

この発想は旅行代理店と航空会社、鉄道会社の取り扱いも同じ要領で
旅行代理店で飛行機代、もしくは電車賃込みのパッケージとして格安で販売することで
客0よりも70%の売り上げを得ることになっています。

 

たとえば私の経験談ですが埼玉から大阪に行ってユニバーサルスタジオに行ってホテルに泊まって
大人1人3万円でした。
普通に考えて新幹線片道13,200円なのにおかしい価格設定ですが
JRもUSJもホテルもそろって0より70%の考えが集まってのうれしい結晶です。

 

粗品=ご挨拶以外の発想で
自分の会社に利益を与えてお客様に満足のいくサービスを考えるのも良い手法ではないです。

 

 商売

 

 ■使わないかもしれないチケットを使う手法

 

その他にもマクドナルドの粗品戦略はもっとすごい。
ここ最近ですが「セットを買った人には」「ナゲット無料券」「ポテト無料券」をサービスしていました。

折角だからセットで頼んで無料券をもらった人が多いかと思いますが
やはり、この券だけでの利用は出来ないので余計な買い物をしなければいけなかったり、
取り扱い期限が短いので、せっかくセットを買って、貰った無料券を使わないで終わってしまうこともあります。

 

これはWで利益がでますね・・・

 

最近のマクドナルドの重役の大きな入れ替わりがありましたために
利益追求の企画は面白く紆余曲折しているので
絶対に見物しておいた方がいい手法の一つです。

 

なんだかセコイ方法のように思えますが、全く同じものがあります。
テレホンカード、プリペイドカード、図書カード、金券
これらはすべて「使わないかもしれない」の発想のもとに作られています。

 

特に一時期大流行したテレホンカード。

使っていないテレホンカードは家の中に眠っているのではないでしょうか?
実際に使われていないテレホンカードは2010年の発表では

NTT東日本 12,013百万円
NTT西日本 11,360百万円

これだけの無駄な利益がでています。

 

 

 

■行かなくてもいいところに誘い込むステルスマーケティング

飲食店やサービス業にお客様を装ってお店に入り、いろいろと調査をするステルスマーケティング。
大体ネットで募集しているものの報酬は2,000~5,000円です。

たとえば、とある居酒屋に行って調査報酬2,000円とあっても
居酒屋で2,000円で済むはずがないじゃないですか。
報酬以上のお金を支払うことになり、
さらにその時のお店が良ければリピーターGetのチャンスにもなります。
そしてステルスマーケティングであまり良くない指摘を受けたら
お店に改善をさせることもできます。

これも本当に一石何鳥の売り上げUPのノウハウの一つです。

 

 

 

   *   *   *

 

大阪の商人さんに聞いた話ですが「損して得を取るのは当たり前」といわれました。

どうでしょうか?

 

2013年8月15日