映画「ザ・コンサルタント」を見ての感想。40点評価
主人公のベン・アフレックが大好きな役者でして、今回の最新作で、どんな演技を見せるのか、ワクワク・ドキドキしながらみましたが、感想と評価としては、「まぁ!そんなもんであろう」という感想に。その理由について書きます。
予告編が駄目であった
映画のネタバレになるため、もともと会計士は、プロの殺し屋を隠す為の手段としてなっているわけであります。また、本人が自閉症であるのにも関わらず、天性の数学の能力を有しており、結果として会計士になったわけです。
ですから、ここでの脚本の見せ所としては、やっぱり自閉症と家族の絆の部分であり、結果として、プロの殺し屋になってしまったというのが伝える部分です。
ですから、ベンの役者をかっこよく見せるために、なんだかスーパーヒーローのような内容にしたため、全く意味不明の内容になっており、感動が半減したわけです。
親子や兄弟の絆
この映画は、パニック映画でもミステリー映画でも、アクション映画でもない。自閉症をもった父親の軍人が、自分の息子2人を立派に育てる過程と、愛情がよい部分であります。そして、大人になった息子2人が、どのような生活をして、どのような環境で暮らしているのかが、時間と共にわかります。
ですから、こうした親子の絆、兄弟の絆を中心に、もっと深くプロレベルの殺し屋の職業としての見せ所が必要であったと思う。
恋の映画ではないけど
主人公と少しだけ恋愛関係になるシーンがありますが、これはこれでよいと思う。しかし、最後の絵画を渡して、ハッピーエンドのようなシーンは、マンネリ化している部分でもあり、それほど凄いという印象がない。
全体の評価
全体を見ての評価としては、映画館でわざわざ見るほどの映画ではない点です。
その意味ではレンタルビデオ店で見る程度の価値しかなく、また、その程度の価値はあると思います。
2017年1月30日
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