展示会で見つけた喜ばれる粗品「お米」
東京ビックサイトにて開催された販促エキスポ。
その中でお米屋さんが販促品を展開するという流れで出店していました。
昔なら、闇米や偽流通米とか言われているのですが、すでにECサイトにてお米を販売しているサイトは、何千サイトも存在し、すでに農協を通して販売しなければいけないというルールする存在しないでしょう。
そういうことで、お米屋さんの将来は「守られた業界」から、一気に「オープンなお米屋」と変化しているわけであり、これが今回のノベルティや粗品になるわけです。
食品は捨てられない文化グッズ
一番最初に言いたいのが、「お米は捨てない」という日本人の価値観です。
お米を粗品に渡して、「ボールペンのようにすぐに捨てるのか?」という問いかけをした場合、日本人なら「NO」となる。
これが最大のポイントであり、多くのイベントをしている企業にとっては、すでに何百種類の粗品を使っているので、あまり効果があるものはなくなりかけています。
そこで、落ち着くのが食品になっている。その中でお米を意外と「新入り」にはいる。
オリジナルデザインフルカラーパッケージで価値
誰でも考えそうで、誰でも実行していないのがお米の粗品。しかも、販促品として、またはノベルティ品として展開するのには、付加価値がないといけない。
粗品として渡すアイテムとしては価値があるけど、どんな風に渡せば、効果的なのであろうか?この点があります。
そこでこんな印刷をパッケージにします。
ふとんの圧縮パックではないけど、お米をそのまま真空パックにして対応。
その表面部分を「広告スペース」として展開しているわけです。
米は白色なので、紙と同じような感覚でフルカラーできる点が、既存のノベルティ品としての価値が高まっているように思います。
表面・裏面の両面に製作可能です。
これで手軽にオリジナル品が出来るわけですね。
価格:500個最低で200円程度
では、どの程度の予算でしょうか。だいたい500個が最小ロットで、単価は200円税抜き程度。
ですから、最低予算は10万円となるわけです。
単価は高い気がします。無料で渡すのであるので、200円をポンと渡すのと同じですからね。
その分、捨てられない商品としての価値がどれだけあるかでしょう。
絵葉書として使って事例
お米を渡すという点については、もっとクリエイティブに提案できないものか?
今回の粗品も、単に印刷して「終わり」では、何の付加価値もない。
そこで、実例として、なんと絵葉書とお米をリンクしたデザイン。
デザインを絵葉書風にすることで、絵葉書にはなりませんが、風景がPR媒体として、中身はお米になるわけです。
これはなかなか興味深いものですよね。
単なるバラマキではなく、ノベルティの付加価値として、風景を入れて、道の駅などで販売。
お米はもらえるし、風景も記憶として保管できる。
使うアイデアは失敗からしか出来ない理由
タオルやボールペンなどの粗品も当然いいのですが、これでは、単にアイデアがない法人だと思われるだけですよね。
ですから、こうした視点からいえば、ある程度は失敗を覚悟で使うのが、真のマーケッターなのですよね。
今回のお米も、「捨てられない」という点だけみても、+部分があるのがわかります。
2015年7月15日
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